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東京駅前しらゆり歯科 歯周病治療のよくある質問
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A. 歯周病かどうかは、歯肉溝(歯と歯茎の間の溝)の深さを測定することで診断します。歯肉溝の深さが3mm以上の場合、病的な状態として歯周ポケットと呼んでいます。出血や歯周病独特の口臭、歯の動揺などが症状としてありますが、歯周ポケットの存在が一番の診断要素となります。
A. 歯周病と診断されましたら、速やかに治療を受けていただくことをお勧めいたします。歯周病とは詰まる所、歯を支える骨である歯槽骨が溶けて失われてしまう病気です。失われてしまった歯槽骨は、多くの場合において取り戻すことは大変難しく、結果として歯槽骨を支えとしている歯を抜かなければならなくなってしまいます。早めに治療を開始することで、歯を抜かずに済む可能性が高くなります。
歯周病といっても、その程度は軽度のものから重度のものまであり、患者様ごとに状態が大きく異なります。ご自身の状態がどのようなものであるのかを詳しく調べる必要がありますので、歯周ポケットの測定だけでなく、精細なレントゲン撮影やひとつひとつの歯の状態を検査していきます。歯周病の状態を詳しく検査した結果に基づき、担当医より患者様の治療計画を説明をさせていただきます。
A. プラークとは、いわゆる歯垢のことです。食べものの残りかすや磨き残しだと思っている方もいらっしゃいますが、細菌とその代謝物の塊で白色あるいは黄色でネバネバしています。食後8時間程度でできると言われ、1mg中に300種類、1億個以上の細菌がいます。
細菌は歯に付着してもほとんどが唾液によって流されますが、唾液に流されにくい場所に付着した細菌は増殖を始め、プラークが形成されます。これらの細菌の中には虫歯菌も歯周病菌も存在しています。プラークは、バイオフィルムと呼ばれる構造をとり、表面に強固なバリアを形成します。そのため、洗口や薬剤による除去が困難となるため、長期間滞在すると歯周病や虫歯の原因となります。
A. 完治させることは可能です。ただし、完治と言ってもお口の中が歯周病におかされる前の状態に戻るということではありません。歯茎の状態を健全な状態にして、日頃の歯磨きを行いやすい環境に整えることで歯周病の再発を予防することは可能です。その際、歯を抜いたり、歯周外科と総称される歯茎や歯槽骨の形態を整える治療が必要となることがあります。
歯周病の治療で1番大切なことは、歯茎や骨の状態が今の状態より悪くならないようにすることです。
A. 歯周病とは、棲みついた細菌によって炎症が引き起こされる病気です。よって、最大の歯周病予防は原因となる細菌を取り除くことです。Q3にて、プラークに触れましたが、バイオフィルムが形成されてしまうと洗口液などに代表される薬液では取り除くことは大変困難となります。機械的に取り除くことが重要であり、最も手軽な方法は、日々のブラッシングやフロッシングを怠ることなく実行することです。それでも歯石は蓄積されてしまうため、定期的に歯科医院にて歯石除去を行うことも重要です。
毎日のプラークコントロールと定期的なメインテナンスを確実に行うことが最も効果的な予防方法といえます。
A. 歯磨きで出血する原因のほとんどは歯周病です。それ以外では硬い歯ブラシで強く歯磨きをすることによって歯茎を傷つけた場合が考えられます。
また、全身疾患により出血しやすくなったり、服用している薬によることもあります。歯周病には歯肉炎と歯周炎があります。歯磨きを怠るとまず歯茎にだけ炎症が起こり、歯肉炎になりますが、歯肉炎であれば適切に歯磨きを行うとすぐに治すことができます。
しかし、歯肉炎をそのままにしておくと、炎症が歯槽骨にまで到達し、歯槽骨を溶かしてしまいます。その状態が歯周炎です。ひどい場合には歯を抜かなくてはならなくなります。
A. 「歯茎からの出血 = 歯周病」ではありませんが、可能性は非常に高いと考えられます。Q6にて、歯磨き時に出血する原因について触れましたが、出血が認められた場合には歯周病を疑ってよいと思われます。
歯根先端の骨が溶かされてしまい、歯茎に吹き出物のようなものでき、出血や膿がみられることもあります。このような時には、ほとんどの場合において根管治療が必要となります。
A. 口臭は歯周病を疑うきっかけの1つです。ただし、口臭の原因は様々ですので、原因は歯科医院にて検査をしてもらうと良いでしょう。
歯がグラグラする主な理由は歯周病と咬合性外傷です。咬合性外傷とは、歯に無理な力がかかってしまう咬み合わせにより、歯の周りの歯槽骨が溶けてしまう状態です。咬合性外傷は歯周病のように細菌が原因ではないので歯周病とは異なりますが、歯周ポケットが認められるので状態は似ています。歯周ポケットが認められると、清掃しにくくなるため、そこに細菌が棲みつき、結果として歯周病となってしまうことも少なくありません。
抜歯すべきかどうかは、どのような治療計画を立てるのかによって異なりますので、グラグラしているからといって、必ずしも抜歯をしなければならないということはありません。
A. 本当です。歯周病になると歯茎に炎症が起こり、歯槽骨が溶けていきます。その際に細菌が直接体内に入ったり、歯茎の血管から血液に流れ込んだりします。
これが全身に広がり組織や臓器に何らかの影響を及ぼすと考えられています。例えば、全身疾患として冠状動脈性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)、糖尿病、誤嚥性肺炎、骨粗しょう症、早産・低体重児出産、メタボリックシンドロームなどが挙げられます。まだ、そのつながりが解明されていないものもありますが、何らかのつながりがあると言われています。
A. 歯周病の患者様にとって、歯石除去とは初期治療の1つです。歯石を除去して治療が完了するということはなく、歯周病を再発させないために、歯茎の炎症を除去したり歯槽骨の形態を整えたりといった処置が必要となります。
もちろん、歯周病治療後のセルフコントロールやメインテナンスが不十分な場合には、歯周病が再発する可能性はあります。
A. 当院ではレーザー治療は行っておりません。歯周病とは、歯周病菌によって歯槽骨が溶かされてしまう病気です。レーザー治療は、歯周ポケット内部の歯周病菌を死滅させたり、炎症を除去したりすることはできます。
しかしながら、骨の形態を整えたり、深くなってしまったポケットを除去することはできません。歯周病治療におけるレーザーとは、あくまでも治療ツールのひとつにすぎず、レーザーを使用しているからしっかりと治せるというものではないとご理解ください。
A. Q12で回答したとおり、レーザー治療を行ったからといって歯周病が治るというものではありません。ですから、歯周病が再発するかどうかではなく、歯周外科処置を含めた治療計画により、しっかりと治療を行うことが重要です。
A. 歯周病などにより、歯根周りの歯槽骨が局所的に失われている場合、歯槽骨を回復させる処置が可能となることがあります。この処置を再生治療と呼んでいます
A. 歯周病の完治とは、Q4にて触れたように、歯茎や歯槽骨の環境を整え、再度歯周病にならないようにすることです。
再生治療を行うと、歯周病の状態は改善されますが、歯周ポケットが残ってしまうことがあります。歯周ポケットが残っている場合には完治したとは言えませんので、歯周ポケットを除去するための処置を行う必要があります。
A. 歯槽骨の再生が適応となるケースは限られています。すべての状態で可能というわけではありません。可能かどうかはいろいろな条件によって変わってきますので、まずは詳しく検査してみる必要があります。
A. 全ての歯科医院で扱いがあるとは言えないと思います。当法人である精密審美会では、全ての医院にて再生治療の取り扱いがございます。(平成29年2月時点)
A. はい、その通りです。局所麻酔を実施した後に歯茎をめくって歯槽骨にアプローチします。
手術が恐いという方には、静脈内鎮静法によりリラックスした状態で治療を受けていただけますので、ご相談ください。
A. 歯茎は切ったり腫れたりしても、比較的短期間で傷が治癒しますが、一方で歯槽骨の再生には非常に長い時間を要します。再生治療の手術を行ってから、約1年後にどの程度歯槽骨が回復しているのかをチェックします。そのときに歯槽骨の形態が整っており、歯周ポケットがなくなっていればその時点で治療は終了となります。
しかしながら、ほとんどの場合において歯槽骨の形態は整っていないため、別途歯槽骨の形態を整えるための歯周外科処置を実施します。この処置の治癒には半年ほど要するため、治療期間としては2年程度かかることが一般的です。
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