薄くて退縮しやすい前歯の歯肉　補綴治療前に歯肉移植で退縮しにくく

治療症例のビフォーアフターと詳細

前歯のオールセラミック治療を検討しているとのことで来院された患者様です。前歯は着色や虫歯治療の跡が目立っている状態で、オールセラミッククラウンによる審美治療を希望されていました。

歯肉が非常に菲薄であり、オールセラミッククラウンを装着後の近い将来歯肉退縮によりセラミックの境目が見えてくることが懸念されました。
まずは歯肉移植術により顕著に露出している歯根面を被覆して自然な歯肉ラインとし、同時に歯肉の厚みを増大させることで将来の歯肉退縮を予防することを提案しました。

犬歯を中心に、露出量の多かった歯は十分に被覆することができました。
また、歯根のシルエットが見えた術前の状態と比較して、術後は歯肉が非常に厚くなっている状態となりました。

治療前

治療途中

治療後

・外科手術のため、術後に出血、痛みや腫れ、違和感を伴います。
・口腔内の状態によっては適応できないことがあります。

・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います。
・歯周組織再生治療は患者様の状態によって術後の経過が異なります（見た目が改善しない場合もあります）。
・歯周組織再生治療は自費診療（保険適用外治療）となります。

・担当歯科医師、歯科衛生士又は医院スタッフから受けた説明、注意事項をよくご確認ください。
・医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、患者様の十分な理解を得るよう努めております。